2010年07月27日

ヤフー、グーグルの検索エンジンの採用を決定!6年ぶりに復活

今朝から噂は流れていたので注目していたのだが、ついというかとうとうビッグニュースが飛び込んできた。ヤフージャパンはグーグルの検索エンジン技術を採用することを発表した。ヤフージャパンは「検索エンジン」と「検索連動型広告配信システム」をGoogle Inc.のエンジンおよびシステムに切り替えることになる。

2009年7月に米国ヤフーが米マイクロソフトと提携し、検索エンジンを「Bing」に切り替えることに決定したのは記憶に新しいが、日本のヤフーも同様に「Bing」に変わるのではと思われていた。しかしこのような結果となり、肩透かしを食らった格好だ。

もっともヤフーは 2001年4月から2004年5月までは、Google の検索エンジンを採用していたので、6年を経て元に戻ったといえなくもない。

多くのウェブマスターは歓迎の意を示している。ころころ変わるアルゴリズム(YST update)やTDP(俗称トップダウンペナルティ)に悩まされている人は少なくない。この6年間、幾度となくインデックスアップデート、アルゴリズムアップデートが行われ、大幅な順位変動が伴うこともあった。45日周期で乱高下する時期もあった。「出た」「消えた」の類の話はGoogleよりもYSTの方が多い。

一部では完全にブラックなSEOが通用しているのもYSTだ。それ程、検索エンジンとしてYSTは未完成であった。日本語ドメインが強かった時期もあった。虫眼鏡SEOという邪道なSEOも悪質なSEO業者によって商品化されたこともある(まだあるかもしれないが)。

ユーザエクスペリエンスの向上が検索エンジンの役目だが、スパムの排除も含めエンジンの開発を

よりよい検索結果が得られる事が望ましいが、ユーザーはそんなことに気づかずにヤフーで検索している。

果たしてこれでよかったのだろうか。検索エンジンのシェアは、97%がグーグルによって占められることになる。湯川氏の主戦場がソーシャルメディアに変わったという話も




ヤフー株式会社 2010年度 第1四半期 決算説明会

・今回の契約はPCとモバイルの両方。
・検索のクエリーシェアはヤフーが60%、グーグルが30%くらい
・Bingを選ばなかったのは総合的な判断
・Yahoo Inc の意に反して Yahoo!JAPAN が取った選択ではなく合意の上
・リスティング広告に関しては、広告掲載のポリシーやレギュレーション、営業も違うので独立して行う。

検索連動型広告「スポンサードサーチ」強化のための広告配信システム変更について - Yahoo!リスティング広告 公式ブログ - Yahoo!ブログ

11. 米国Yahoo Inc.はいつまで当該サービスのサポートを継続しますか?
日本で検索エンジンと検索連動型広告配信システムがグーグルに切り替わるまでは、Yahoo Inc.より日本市場向けの開発、運用が続けられることで合意しています。

12. サービス名称はどうなりますか?
引き続きYahoo! JAPANブランドで提供します。 検索連動型広告は「スポンサードサーチ」としてサービスを提供します。

13. 興味関心連動型広告「インタレストマッチ」に影響はありますか?
影響はありません。 引き続き、Yahoo! JAPAN独自のサービスとして注力し、提供していきます。



Google Japan Blog: Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために

今回の非独占的な契約に基づき、ヤフー株式会社(ソフトバンク株式会社の子会社であり、米ヤフーも一部出資しています)は、Google が日本国内で最も速く、最も先進的であると自信を持つ検索技術を利用者に提供できることになります。これに加え、ヤフー株式会社はオークション、ショッピング、知恵袋といったコンテンツを Google の日本語の検索結果に加えられるように提供します。


Google はさらに、ヤフー株式会社に対して、検索連動型広告配信プラットフォームを提供します。すなわち、Google の技術が、ヤフー株式会社による検索連動型広告の提供、ターゲット及びレポートをバックエンドで支えることになります。ヤフー株式会社は引き続き広告の獲得や広告キャンペーンの展開を行います。なお、両社の広告主および広告のデータは完全に分離して保持されます。


Yahoo! JAPAN の検索サービスにおけるグーグルの検索エンジンと検索連動型広告配信システムの採用、ならびにYahoo! JAPAN からグーグルへのデータ提供について

今回の契約の対象は、Yahoo! JAPAN の検索サービスにおける検索エンジンおよび検索連動型広告配信システムのサービス提供を受けることに限定されています。Yahoo!JAPAN は、検索ページや検索サービスを今後も自ら運営していくことはもちろんのこと、検索連動型広告においても、広告主が希望するキーワードに値段を付け、オークション形式により広告の掲載可否や順序を決定する場である「マーケットプレイス」を、これまでどおりYahoo! JAPAN 独自のものとして維持してまいります。したがって、Yahoo! JAPANとグーグルは、広告と検索サービスを含むすべてのサービスにおいて、今後も競い合う関係であることに変わりはありません。


検索連動型広告の配信システム変更に関して、発表後にお寄せいただいた代表的な質問とその回答について - Yahoo!リスティング広告 公式ブログ - Yahoo!ブログ

以下の質問に対する回答が掲載されている。共有するのは広告配信システムだけで、独自の広告サービスとして提供される。そうすることにより、独禁法に抵触することを避けているのだろう。

・スポンサードサーチはGoogle のAdWords に統合されるのですか?
・これからはAdWords への出稿だけで済むのでしょうか?
・同一の広告配信プラットフォームになるのですか?
・Yahoo!リスティング広告はなくなるのでしょうか?
・Yahoo! JAPANがGoogleの検索連動型広告配信システムを採用すると、日本におけるグーグルのシェアが90%を超えることになり、問題ではありませんか?
・ディスプレイ広告も含めたYahoo! JAPAN の広告配信システム全体がGoogle に切り替わるのですか?
・興味関心連動型広告「インタレストマッチ」はどうなりますか?







ヤフー、米グーグルの検索エンジンを採用を決定

今回のグーグル技術の採用については、事前に日本の公正取引委員会に相談しており、問題ないと確認しているという。


ヤフーとグーグルが提携、アルゴリズム検索技術にGoogleを採用::SEM R

ヤフーはソフトバンクが約40%の株式を保有するという資本関係の違いがあり、米国の提携内容に縛られないという事情がある(これは中国・アリババグループも同様)。今回は、ヤフーが検索サービスのバックエンドに採用するYSTの開発継続が望めないこと、日本市場という限られたマーケット向けに検索技術を開発・運用していくことは難しいことから、新たな検索パートナー探しを模索した。先述の理由によりマイクロソフトを選ぶ必然性はない。


[jp]ヤフージャパンは検索エンジンと検索連動広告にグーグルのエンジンを採用。国内検索市場の勝負はピリオドか。

背景にあるのは――ヤフージャパン側に確認するつもりだが――想像では、1つはBingの日本語検索の品質の問題だろう。サーチエンジンマーケティングに詳しいアイレップの取締役CSOの渡辺隆広氏が答えてくれたところによると、Bingは米国ではいろいろな機能が実装されているが、日本語の検索ではそういったものが未実装であるのに加えて、検索に対する品質が低く、まだ現実に使える段階にないというのが大方の見方だ。


「Bingも無視していたわけではないが」――井上社長が語る、ヤフーがGoogleを選んだ理由

ヤフーにとっては「技術の提供元が変わる」(井上社長)というイメージ。技術の上に、ユーザーの要望に合わせた“味付け”を加えて独自サービスを展開することで、Googleとは引き続き競合していく。


「SEO業者が語るヤフーとグーグルの提携「YGショック」の影響|サクラサクのSEOブログ

グーグルの基本技術を受けた場合、現グーグルの殆ど機能していない検索コマンドも受けることになるのではないだろうか。この場合、最も影響があるのが「link:」コマンド。競合がどのようなレベルでなのかを数値化することが難しくなる。幸いにもYSE(Yahoo Site Explorer)とともに、引き続き使用可能な状態なら、問題は緩和されるのだが。



【ヤフー、Google提携解説】検索の時代が終わった、それだけのこと【湯川】 : TechWave

どういうように変化したのだろう。ヤフー、グーグルの経営陣は、今はどこが主戦場であり、だれが最大の敵だと考えているのか。

 簡単な話だ。主戦場はソーシャルメディアの領域であり、最大の敵はFacebookである。敵の敵は味方。なのでヤフーとグーグルが組んだのである。

 時代は検索の時代から、ソーシャルメディアの時代に移行したのである。それだけのことである。


【レポート】Googleから提供してもらうモノは検索結果の一部だけ - ヤフー 井上社長 | ネット | マイコミジャーナル

検索エンジンについて。単純にGoogleユーザとヤフーユーザを足せばたしかに9割を超えるが、「その足し算に意味はない」という。検索エンジンの提供を受けた後も、GoogleとYahoo! JAPANから得られるユーザエクスペリエンスはまったく別物であることをヤフーサイドは強く主張する。インタフェースも変わらないし、同じエンジンを使っているからといって、検索サービスまでが同じになるわけではないという。


「『検索の9割がGoogleに』は誤解」 ヤフー井上社長、検索提携を語る (1/2) - ITmedia News

「米Yahoo!は数十カ国で検索ビジネスをやっており、検索広告の売り上げも増えているが、その売り上げで投資しても検索エンジンは投資効率が悪いと言っている。Yahoo!JAPANは日本でしかビジネスできない。日本の市場だけをターゲットにして検索エンジンを開発するのは採算が合わない」(井上社長)





 

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